WEBサイトで起きるアクセス障害には、ハードウェアの障害が原因の場合もあれば、サイバー攻撃が原因で起きるケースもあります。
このサイバー攻撃で有名なものとして「DDoS攻撃」と呼ばれる攻撃があります。
この、「DDoS攻撃」とは何かご存じでしょうか?サイト運営は、知っていなければならない攻撃の一つです。
今回、DDoS攻撃についての解説と、対策方法についてご紹介していきます。
今回の記事は、次のような方にお勧め!
・DDoS攻撃とは何か知りたい方
・対策方法について知りたい方
目次
DDoS攻撃とは?
DDoS(Distributed Denial of Service)攻撃とは、「複数」の機器を使用して、過剰なアクセスやデータを送付して、サーバーに負荷をかけるサイバー攻撃の事です。ディードス攻撃と読みます。
国際的ハッカー集団もよく使うと言われているサイバー攻撃です。
大規模なWEBサイトだけでなく、個人制作の小規模WEBサイトも被害に遭うケースもあるようです。
現在、DDoS攻撃を受けておりサイトをご利用いただけません。
— ポケモン徹底攻略|20年運営 (@poketettei) November 23, 2022
上記の投稿は、「ポケモン徹底攻略」というサイトの管理人さんのツイートですが、サイト運営者は、注意しなくてはならない要素です。
DoS攻撃とは?DDoS攻撃との違いは?
DDoS攻撃と類似した、サイバー攻撃に「DoS攻撃」というものがあります。DoS(Denial of Service attack)攻撃とは、「1つ」の機器を使用して、過剰なアクセスやデータを送付して、サーバーに負荷をかけるサイバー攻撃の事です。ドス攻撃と読みます
あえてカッコづけで表現したので、お察しの良い方は気づいたかもしれませんが、DoS攻撃とDDoS攻撃の違いは、1つの機器なのか、複数の機器なのかの違いです。
・複数が「DDoS」、1つが「DoS」
そもそも目的はなんなのか?
正直、攻撃を仕掛けた人物にしか詳しい目的は分かりませんが、いくつかパターンを紹介します。
嫌がらせ
単純な嫌がらせを目的であるパターンです。
サイトの管理者や、ライバルのサイトをダウンさせるのが目的で、攻撃を行うケースがあります。
金銭の摂取
金銭が目的であるパターンです。
金銭を支払う事で、攻撃をやめるなどと言った脅迫を行うケースがあるようです。
講義活動のため
企業や組織に対する抗議が目的であるパターンです。
よく、政府機関のサーバーに攻撃を仕掛けてアクセス妨害をするケースは多々発生しています。
対策方法について
では、対策方法のご紹介です。
IPアドレスを制限する
DDoS攻撃は、PCからのデータ通信による攻撃のため、攻撃元のIPアドレスを制限する事で、被害拡大を防げる可能性があります。
ただし、前述の通り、「複数」の機器からの攻撃のため、完全に防ぐことは困難です。ですが、セキュリティ向上の一環として対策しておきたい要素となります。
DDoS対策ツールの導入
有効な手段として、DDoS対策ツールの導入が挙げられます。
例えば、WAF(Web Application Firewall)の導入です。「Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃」からWebサイトを保護するセキュリティ対策です。Webサーバーの前段に設置して通信を解析・検査し、攻撃と判断した通信を遮断することで、Webサイトを保護してくれます。
DDoS攻撃が心配な場合は、導入検討をしてみてください。
まとめ
いかがでしょうか?
世の中に存在する、あらゆる攻撃を知っているだけでも、冷静に対応できるようになるかと思いますので、今回の内容を覚えておいていただければと思います。
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