2023年、第三者による不正アクセスを受け、情報流出したと言うニュースが何件か発生しています。
物騒な世の中ですが、このような事態に遭遇した場合、放置するのではなく、適切な対応が必要であると筆者は考えます。
今回は、情報流出が発生した場合の影響や対処法について考えてみました。
今回の記事は、次のような方にお勧め!
・情報流出が発生した場合の影響を知りたい方
・情報流出が発生した場合の対処法を知りたい方
実際に起きてしまった、過去の事例もご紹介しているので参考にご覧ください。
目次
2023年になって発生した情報流出事件
2023年1月時点で発表された、主な情報流出事件についてまとめました。
Twitter、利用者約2億3000万人の個人情報流出(2023年1月6日)
Twitterは、利用者約2億3000万人の個人情報が流出したと発表しました。これらの個人情報のデータは、おととし、Twitterのソフトウエアの欠陥が原因で抜き取られたものとみられるということです。
漏れた情報としては、利用者の氏名やメールアドレスと発表されていますが、念の為パスワード変更等の対策をするよう訴えていました。
数字の規模が大きく強烈なニュースですね。
アフラック、チューリッヒの顧客情報流出(2023年1月10日)
アフラック生命保険とチューリッヒ保険は、保険の加入者の個人情報の漏えいが確認されたと発表しました。
今のところ個人情報が悪用されたケースは確認されていないという事ですが、両社はいずれも業務を委託しているアメリカの会社が外部の不正アクセスを受けた可能性があるとしています。
流出した情報は、氏名、年齢、性別、証券番号などとしています。幸い、クレジットカードや銀行口座の情報は含まれていないという事です。
業務委託先の会社が原因とは、なかなかに恐いニュースですね。
NTTドコモ529万人の個人情報流出(2023年3月31日)
日本の通信最大手企業である、NTTドコモは、個人向けインターネット接続サービス「ぶらら」と「ひかりTV」の利用者の氏名や住所などの個人情報が、最大でおよそ529万人流出した可能性があると発表しました。
流出した情報にクレジットカードや銀行口座の情報などは含まれておらず、現時点では不正利用は確認されていないとしています。
今回の件、業務委託先の企業が使っているパソコンから情報が流出した可能性があるという事です。
かなりセキュリティーが強いイメージの企業ですが、業務委託先までは、管理の徹底が難しいようですね。
情報流出が発生した場合の起こりうる影響について
情報が流出するとどのような影響が考えられるのかまとめてみました。
アカウントの乗っ取り
情報が流出した場合、ログイン情報が第三者にわたり、不正アクセスの危険性が高まり、アカウントが乗っ取りのリスクが高まります。
詐欺等に悪用される
最近では、SIMスワップ詐欺のような、悪質な詐欺事件も発生しており、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の情報が全て揃うと、詐欺に悪用される危険性が高まります。
2022年のクレカ不正利用額が過去最悪に・・
国内で発行されたクレジットカードの不正利用額が、2022年は436億円だったことが31日分かった。集計した日本クレジット協会によると、前年の330億円から32%増加し、統計を取り始めた1997年以来最悪を更新した。
Yahoo!ニュースより抜粋
436億・・
額が大きすぎてピンと来ませんが、それだけインターネット上で犯罪が起きているという事です。
情報流出が発生した場合の対処法について
では、私たち利用者は、このような情報流出が発生した場合どう対応すべきなのでしょうか?順番に見ていきましょう。
アカウントのパスワード変更
第三者によるアカウントの乗っ取りを防ぐために、早急なアカウントのパスワード変更をおすすめします。これを行う事で、仮に情報が漏れていたとしても、不正ログインを防ぐ事が可能です。
漏れた情報の確認
情報流出が発生した場合、何が漏れたのか、被害の範囲を確認しましょう。特に、クレジットカード情報、銀行口座情報が漏れていたら大変です。
適切な対応を取るために、被害情報をしっかり確認しましょう。
問い合わせる
具体的に何が漏れたのか、よく分からない場合、直接問い合わせるのも良い手だと思います。何が漏れたのかと同時に、適切な対処法についてアドバイスをもらうのも効果的でしょう。
まとめ
このご時世、第三者による不正アクセスによる情報流出は日常茶飯事になってきましたが、放置するのは危険です。
被害に遭わない為にも、適切に対応しましょう。
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