WEBサイト上で、他人の著作を引用したいシーンありますよね?
そんな時、HTMLでは、qタグ、blockquoteタグを使用します。
今回は、qタグ、blockquoteタグの違いや使い方について解説していきます。
目次
qタグ、blockquoteタグとは?
qタグ、blockquoteタグは、他人の著作を引用する場合に使うタグです。qタグは「クォート」、blockquoteタグは「ブロッククォート」と読みます。
<q cite="引用元URL">引用するコンテンツが入ります</q>
<blockquote cite="引用元URL">引用するコンテンツが入ります</blockquote>
上記のサンプルのように、引用したいコンテンツを挟む形で使用します。コンテンツには、引用文が入ると考えてください。
また、cite属性は、引用コンテンツの引用元のURLを指定します。指定できる値は、URLのみとなります。
2つのタグの違いとは?
この2つの違いは、引用するコンテンツの量です。比較的短い引用であればqタグ、比較的長い引用であればblockquoteタグを使います。
比較的短い?比較的長い?具体的には?
実は、結構定義が曖昧なタグで、何文字以上ならこのタグを使うと言った決まりがありません。
比較的短い引用とは、一般的に1行で収まるような短文、改行を必要としないシンプルなものという解釈で問題ありません。これに当てはまらないものは、比較的長い引用として考えていただいて大丈夫です。
qタグを使用するケースは、感覚的に稀で、blockquoteタグを使うことが殆どです。
併せて覚えたい、citeタグについて
引用元の作品名、WEBサイトのタイトル等を記載する場合は、citeタグを使います。
<!-- 例1 -->
<p>私の好きな書籍は<cite>作品名</cite>です。</p>
<!-- 例2 -->
<blockquote cite="引用元URL">AI技術の発達は、人類滅亡を加速させる。便利なものが出来ればそれを悪用する人間が必ず現れる。
<cite>AI技術未来の書</cite>
</blockquote>
例1のように、作品名を囲む時に使用する場合もあれば、例2のようにblockquoteタグの中に含めて使用する場合があります。
引用文、人名を含める事は出来ないので、ご注意ください。
このタグも併せて覚えておきましょう。
qタグ・blockquoteタグ、citeタグの使い分けは?
この3つのタグ、使い分けがイマイチピンとこないです。混乱してきました。
では、一度整理しましょう。
qタグ | 比較的短い文章を引用するタグ |
blockquoteタグ | 比較的長い文章を引用するタグ |
citeタグ | 作品名、サイトタイトルを表す |
使い分けに悩んでしまった方は、上記の表を参考に使い分けをしていただければと思います。
SEOに影響は?
今回ご紹介した引用タグを使ったからと言って、特別効果があるとは言いづらいです。
ただ、これらのタグを使わずに、検索エンジンからコピーコンテンツとして認識されてしまうのは勿体ない事です。
しっかりとこのようなタグが用意されているのですから、使わないに越した事はないでしょう。
まとめ
今回ご紹介したタグは、使用頻度はそれほど高くなく、初心者向けのHTMLの参考書にはおそらく載っていないであろうタグです。
調べたら、こんなタグがあったと、日々発見があるのがHTMLタグです。
こんなタグもあるんだと覚えておいていただければ幸いです。
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