コーディング作業をしていて、サイト内にリストを作成したいという場合はよくありますよね?
リストとはいっても、種類は様々で、カスタマイズ性も高いです。
今回は、HTMLでリストを作成する方法とカスタマイズ(装飾)する方法をご紹介します。
今回の記事は、次のような方にお勧め!
・リストの作り方を徹底的に知りたい方
・リストにはどんな種類があるのか知りたい方
・リストを装飾したい方
目次
色々なリストの作り方
冒頭でも軽く触れていますが、リストには様々な種類があります。
これらのリストは、それぞれ使うHTMLタグが異なります。それでは、順番に見ていきましょう。
箇条書きリスト
箇条書きリストとは、下記のようなごく普通のリストです。
- りんご
- お肉
- お魚
HTMLでの書式は、次のようになります。
<ul>
<li>りんご</li>
<li>お肉</li>
<li>お魚</li>
</ul>
箇条書きリストを作成する場合は、ulタグとliタグがセットで使われます。ulタグで、各項目のliタグを囲むような書式となります。liタグは、何個でも追加する事が出来ます。
ulタグは、li以外を子要素にすることはできず、他のタグを使う事ができない点に注意です。
箇条書きリストは、デフォルトでリスト項目の先頭に「・」がつきます。
番号付きリスト
番号付きリストとは、下記のような順序があるものを表現したい時に使うリストです。
- 〇〇駅東口を出て右折
- そのまま直進
- 到着
道案内とか、料理のレシピを紹介する際によく使われます。
番号付きリストを、HTMLで表現したい時は、次のようになります。
<ol>
<li>〇〇駅東口を出て右折</li>
<li>そのまま直進</li>
<li>到着</li>
</ol>
番号付きリストを作成する場合は、olタグとliタグがセットで使われます。olタグで、各項目のliタグを囲むような書式となります。liタグは、何個でも追加する事が出来ます。
olタグは、li以外を子要素にすることはできず、他のタグを使う事ができない点に注意です。ulタグとほぼ同じですね。
定義リスト
定義リストとは、下記のような見出し語とセットにする時に使うリストです。
- ■HTML
- ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(Hyper Text Markup Language)の事。
- ■CSS
- カスケーディング・スタイル・シート(Cascading Style Sheets)の事。
キーワードと説明を組み合わせて箇条書きにしたい時に使います。
定義リストを、HTMLで表現したい時は、次のようになります。
<dl>
<dt>【HTML】</dt>
<dd>ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(Hyper Text Markup Language)の事。</dd>
<dt>【CSS】</dt>
<dd>カスケーディング・スタイル・シート(Cascading Style Sheets)の事。</dd>
</dl>
定義リストを作成する場合は、dlタグとdtタグとddタグの3セットで使われます。dtタグでキーワードを、ddタグで説明を書いたら、dlタグで囲むという形です。dl、ddタグは何度でも追加する事が出来ます。
CSSを適用しない限り、ddタグの部分が字下げ(インデント)して表示されます。
リスト装飾のテクニックのご紹介
リストのデフォルトのデザインなんかしっくり来ないな・・。装飾する為のテクニックを知っておきたいな。
そんな方の為に、覚えておくと良い、リストの装飾テクニックをいくつかご紹介します。
では、順番に解説していきます。
箇条書きリストの先頭につくマークの変更
箇条書きリスト(ul)の先頭につくマーク(・)を変更したい場合は、ulタグに対して、CSSでlist-styleプロパティを適用させます。ist-styleプロパティとは、箇条書きの各項目の先頭に表示されるマークを変更する際に使用されるプロパティです。
<ul>
<li>りんご</li>
<li>お肉</li>
<li>お魚</li>
</ul>
ul {
list-style: none;
}
上記の例は、デフォルトでつく「・」のマークを無くしたい場合に適用させる場合の書き方です。list-styleプロパティの値を変更する事で、形を変更する事が出来ます。
値 | 効果 |
none | 「・」を非表示に |
disc | 黒丸 |
circle | 白丸 |
square | 黒四角 |
decimal | 数字 |
hiragana | ひらがな |
katakana | カタカナ |
色々な種類がありますので、それぞれお試しいただければと思います。
箇条書きリストのマークを画像に変更
リストのマークを画像にする事も可能です。こちらも、先ほど同様、list-styleプロパティを使用しますが、書き方が少し特殊です。
<ul>
<li>りんご</li>
<li>お肉</li>
<li>お魚</li>
</ul>
ul {
list-style: url(パスが入ります);
}
urlの括弧の中に表示させたい画像のパスを書く形式となります。指定するパスは、相対パスでも絶対パスでも問題ありません。
番号付きリストのナンバリングの変更
番号付きリスト(ol)では、デフォルトでは、「1」から順番に表示されますが、これをアルファベットなどに変更したい場合の指定方法です。こちらでも、list-styleプロパティを使用します。
<ol>
<li>〇〇駅東口を出て右折</li>
<li>そのまま直進</li>
<li>到着</li>
</ol>
ol {
list-style: lower-alpha;
}
上記の例は、番号の部分を英語に変更した場合の指定方法です。サンプルで使用している「lower-alpha」以外にも、色々値が存在します。
値 | 効果 |
lower-alpha | 小文字のアルファベット(a、b、c・・) |
upper-alpha | 大文字のアルファベット(A、B、C・・) |
lowr-roman | 小文字のローマ数字(ⅰ、ⅱ、ⅲ・・) |
upper-roman | 大文字のローマ数字(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ・・) |
こちらも、色々な値がありますので、しっくりくるものをお選びいただければと思います。
定義リストのレイアウトの変更
定義リスト(dl)は、デフォルトでddタグの部分が字下げ(インデント)して表示されますが、CSSで調整可能です。
<dl>
<dt>【HTML】</dt>
<dd>ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(Hyper Text Markup Language)の事。</dd>
<dt>【CSS】</dt>
<dd>カスケーディング・スタイル・シート(Cascading Style Sheets)の事。</dd>
</dl>
dl{
overflow: hidden;
}
dt{
float: left;
}
dd{
margin: 0 0 1em 0;
}
overflowプロパティでフロートを解除し、floatプロパティで左フロートを適用、marginプロパティで下の余白を調整しています。
この指定をする事で、キーワード(dt)と説明(dd)を横に並べる事が可能です。
まとめ
リストは、コーディングでよく出てきますが、カスタマイズ性が高い事をご理解いただけましたでしょうか?
色々な装飾テクニックを知っていれば、WEB制作の幅も広がると思いますので、是非覚えていただければと思います。
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