皆さんは「ウェブ解析士」という資格をご存知でしょうか?
ウェブ解析士とは、簡単に一言で表すと、WEB解析やWEBマーケティングに関する基礎知識を習得している事を証明できる資格です。
先日筆者は、受験し合格する事が出来たのですが、勉強方法や難易度について気になる方もいらっしゃると思います。
そこで今回の記事では、ウェブ解析士に合格するために行った勉強方法、受験して感じた難易度についてご紹介していきます。
ご興味のある方は、参考にご覧ください。
ウェブ解析士とは?
ウェブ解析士とは、WEB解析やWEBマーケティングに関する基礎知識を習得し、社内のWebマーケティング業務の遂行と効率化を目指す資格です。
「〇〇士」というと、国家資格っぽい響きですが、民間資格に分類される資格です。
試験概要
試験概要は下記のとおりです。
試験形式 | オンライン形式(ネット環境があれば、いつでもどこでも受験可能) |
出題形式 | 4択50問 |
制限時間 | 90分 |
持ち込みについて | 可能(テキスト、講座において講師から提供された資料、自身でまとめた資料) |
合否について | 試験終了と同時に合否と点数が表示 |
開催日時 | 毎月2回開催 |
費用 | 17,600円(税込) |
※2024年6月時点の試験概要です
試験では、主にWEB解析をする上で必要になるツールの事、WEBマーケティング領域の事、統計・データ分析の事、GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)のレポートを見て解く問題が出題されます。
合格基準は非公開となっていますが、概ね7割取れれば合格基準に達すると言われているようです。
ちなみに、「ウェブ解析士」の上位資格に「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」もありますが、今回の記事では執筆を省きます。
合格後について
合格後は、以下の特典が用意されています。
・ウェブ解析士認定試験 公式テキストの配布(PDF:毎年1冊)
・各種イベントの参加費割引、一部のセミナー動画の閲覧
・ウェブ解析士協会を運営する委員会活動への参加(内容により謝礼あり)
・会員部によるコミュニティへの参加
WEB関係のお仕事をしている方にとっては、嬉しい特典ばかりです。
要注意ポイント、会員制度について
ウェブ解析士に合格すると、自動的にウェブ解析士協会に入会することになります。
この会員制度は要注意ポイントで、正しく理解しておかないと、ウェブ解析士の資格を失うことにもなりかねない重要な部分です。
会員維持には下記2つの条件があります。
・フォローアップテストの合格
・年会費6,600円の支払い
※年会費に関しては、入会月によって年会費の支払いタイミングが異なりますが、基本初年度は無料です
この条件を満たさないと、退会扱いとなってしまい、会員資格を失います。会員資格を失うというのは、ウェブ解析士である資格を失うという事でもあります。
せっかく合格したので、この会員制度について理解できておらず、気付かぬうちにウェブ解析士の資格を失っていたなんてこともありえますので、この会員制度についてはしっかり理解しておきましょう。
勉強方法のご紹介
筆者の勉強方法は、非常にシンプルで、下記公式テキストを念入りに読み込んだだけになります。
ページ数が400ページ近くありましたが、試験の約1か月前から対策を開始し、ほぼ毎日1時間位時間を取って、念入りに読み込み試験に挑んだ結果合格する事が出来ました。
心配な方は、下記公式問題集も用意されているため、これも併せて利用すれば合格率をグンと上げられると思うのでご検討ください。
実際に受験して感じた難易度
個人的にですが、難易度はそれほど高くないと思いました。
理由として、比較的ですが、用語の意味が分かっていれば解けてしまう問題が多いと感じたためです。もちろん、考えなければならないマーケティング領域の問題、GA4のレポートを参照して解く問題もありましたが、それほど難しいことは問われていませんでした。
また、選択問題であることや、テキストの持ち込みが可能なので、分からない問題はテキストを見直したりすることもできるため、難易度はそれほど高くない資格だと思います。
合格率について
公式サイトにて、毎月ウェブ解析士の合格率が発表されているのですが、概ね90%前後と高いです。
ただ、高い合格率とはいえ、対策を怠ると落ちてしまう可能性もあるので、テキストの読み込みはしっかり行っておきたいところです。
まとめ
今回は、ウェブ解析士について執筆させていただきました。
合格後の特典や、会員制度についてや、勉強方法、難易度等、参考になる事はありましたか?
この記事が、ウェブ解析士の受験を検討している方の参考になれば幸いです。
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