鹿児島県にある「城山」は、市街地の中心部に位置する標高約107mの山で、遊歩道での散策を楽しめたり、展望台からは、桜島や、鹿児島市街地等を一望できる人気の観光スポットです。
また、城山周囲は、西南戦争の最後の激戦地であり、西郷洞窟や西郷終焉の地など、西南戦争にまつわる史跡が多く存在しています。
城山のモデルコースに関しては、ガイドブックやインターネット上に色々紹介されています。
正直、色々紹介されすぎていて、どのモデルコースで巡ろうか迷ってしまい、筆者は「現地で決めよっと」的なスタンスで行きました。
この、城山周辺をどのようにして回るか考えていると、道に「西郷隆盛ゆかりの地を巡る 〜城山周辺コース〜」という看板が設置されていました。
そこで今回は、この道にあった看板に紹介されていた城山のモデルコースの通りに回ってみました。
城山のモデルコースを知りたい方は、参考にご覧ください。
目次
西郷隆盛ゆかりの地を巡る 〜城山周辺コース〜
では、看板に紹介されているモデルコースは下記の通りです。
※西郷隆盛銅像をスタートとしたので、看板の番号と逆転しています。
1.西郷隆盛銅像
↓
2.御楼門
↓
3.西南戦争の銃弾跡
↓
4.私学校跡
↓
5.南州墓地・南州神社
↓
6.西郷隆盛終焉の地
↓
7.西郷洞窟
↓
8.西南戦争薩軍本営跡(ドン広場)
↓
9.城山展望台
結構、見どころがあってワクワクします。
実際に回ってみた!
それでは、看板の通り順番に回ってみましたので1つ1つご紹介していきます。
1.西郷隆盛銅像
最初に「西郷隆盛銅像」です。多くのガイドブックで紹介されている銅像のため大変知名度が高いです。
銅像自体は約5m程の大きさです。
この銅像は、郷土出身の彫刻家、安藤照が習志野大演習で陸軍大将の制服を身につけた西郷の姿を思い描き制作したものなんだとか。
紅葉シーズンや夜のライトアップ時に見るとまた違った雰囲気が感じられるそうです。
2.御楼門
続いては、「御楼門」です。
御楼門は、明治6年(1873 年)の火災で焼失しましたが、2020年に日本最大の城門として復元されたんだとか。迫力大です。
3.西南戦争の銃弾跡
続いて「西南戦争の銃弾跡」です。過去、この周辺では、鹿児島の争奪をめぐり政府軍と西郷軍の間に激しい攻防が繰り広げられたそうで、壁をよく見ると、ボコボコと穴が空いているのが確認できます。
これが、銃弾の跡なんだとか。結構、生々しいです。
4.私学校跡
続いて「私学校跡」です。西郷隆盛は、鹿児島の士族たちのために、鶴丸城の厩(うまや)跡に私学校を創設したんだとか。
西南戦争の際、この私学校の石垣に多くの銃弾が打ち込まれ、今なお、激戦の様子を伝えているとのこと。
5.南州墓地・南州神社
続いて、「南州墓地・南州神社」です。ここは、西郷隆盛をはじめ、西南戦争に敗れた薩軍2023名の将兵が眠る場所です。
なんだか、複雑な気分になる場所です。
6.西郷隆盛終焉の地
続いて、「西郷隆盛終焉の地」です。城山を包囲した政府軍は一斉に砲撃を開始し、西郷隆盛率いる薩軍は、敵陣目掛けて岩崎谷を駆け下り、最後の抵抗を示しましたが、西郷隆盛は腰と太ももに銃弾を受け、別府晋介の介錯によって最後を遂げたと言われているそうです。
悲しくなってきますね。
7.西郷洞窟
続いて、「西郷洞窟」です。西南戦争、西郷隆盛らがたてこもった洞窟で、銃弾に倒れるまでの最期の5日間を過ごしたのがこの洞窟と言われてるそうです。
2つの小さな穴が空いていて、それほど大きくはありません。
8.西南戦争薩軍本営跡(ドン広場)
続いて、「西南戦争薩軍本営跡(ドン広場)」です。この地に薩軍の本営(総大将のいる軍営)が置かれました。
「ドン広場」の名は、この地に正午の時報に利用された大砲が備えられたことからきているそうです。
9.城山展望台
最後に、たどり着くのが、「城山展望台」です。先ほどから、戦争の悲しい史跡が多く続いていましたが、悲しい気分を一気に晴らしてくれるような場所です。
開放的な空間が広がっていて、とても心地が良かったです。
筆者が訪れた日は、晴れてはいたものの、少し霧が出ていて、桜島をはっきり綺麗に見ることはできませんでしたが、満足でした。
所要時間は、約1時間30分程度でした!
実際に回ってみた感想
実際に回ってみた感想です。
効率よく見所を回れる
これ、最大のメリットだと思います。
メジャーな場所から、ガイドブックであまり大きく紹介されていない穴場まで、回れたので個人的には満足でした。
結構疲れる
このモデルコースですが、結構疲れます。
単純に距離があるのと、特に、西郷洞窟から城山展望台に向かうまでの道の坂が結構急で、キツかったです。
回る際は、運動靴必須、あと、水分は持っていた方が良いと思います。
お年寄りの方や、足の悪い方には、絶対オススメできないので、ご注意を。
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