古くなって調子が悪くなってしまったテレビを捨てたい方、NHKの割増金に嫌気がさしテレビを手放そうとしている方も多いと思います。
「粗大ゴミとして出せばいいんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、テレビは、平成13年4月から施行されている特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)で定められた処分方法で処分しなければならず、粗大ゴミとして出すことはできないので注意が必要です。
今回は、テレビを捨てる際にかかる料金についての解説や、具体的な方法や注意点をまとめました。
テレビを処分したいと考えている方は、ご覧ください。
目次
テレビを捨てる際の料金について

テレビを捨てるときは、手段にもよるものの、一般的に「リサイクル料金(約1500〜4000円程度)」と「収集運搬料金(約1500〜3000円程度)」がかかります。
リサイクル料金に関してはテレビの大きさで差があり、収集運搬料金に関しては小売店によって差があります。
※リサイクル料金は「一般法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター」より調べられます。
なので、正確な料金は、場合により異なりますが、目安としてご認識いただければと思います。
家電リサイクル券について
リサイクル料金の支払いは、家電リサイクル券を購入する事で行えます。
これには、「料金販売店回収方式」と「料金郵便局振込方式」の2種類があります。
料金販売店回収方式
家電リサイクル券センターに入会している小売業者(取扱店)が家電リサイクル業務を行う場合に利用する方式です。
用紙への記入は販売店が行いますので、販売店に料金を支払うだけとなります。
料金郵便局振込方式
支払いや用紙への記入を郵便局で行う方式です。
主に、自治体から許可を得ている業者に直接捨てたいテレビを持ち込む場合に使用します。
テレビを捨てる方法まとめ
テレビを捨てる為には、いくつか方法がありますのでご紹介します。
・市区町村の収集業者に回収してもらう
・指定取引場所へ自身で持ち込んで処分する
・ネットで売る
・知り合いに譲る
・処分するテレビを購入した店に引き取ってもらう
・新しいテレビを購入する店に引き取ってもらう
・不用品回収業者に依頼する
市区町村の収集業者に回収してもらう
この場合は、住んでいる市役所等に問い合わせて、廃棄物処理業者を紹介してもらいます。
引き取り予約をいれ、回収日当日に、リサイクル料金と収集運搬料金を直接支払う形になります。
指定取引場所へ自身で持ち込んで処分する
指定取引場所に、自分で持ち込み処分する方法です。
この際、家電リサイクル券を郵便局で購入し、一緒に持ち込む必要があります。
一般的に、持ち込み予約が必要なところが多い傾向があるので、事前予約制なのかしっかり確認をしてください。
指定取引場所は、「こちら」よりご確認ください。
ネットで売る
捨てたいテレビをメルカリ等のフリマアプリに出品してお金を稼ぐ方法です。
ただし、出品や包装、発送も自分で行う必要があるので、結構手間がかかります。
知り合いに譲る
テレビを捨てる事が面倒だと感じている方は、知り合いに譲るのも手です。
ただし、譲る知り合いが近くにいない場合、運搬方法を考える必要があります。
捨てたいテレビを購入した店に引き取ってもらう
捨てたいテレビを、購入した家電量販店に処分の依頼をする方法です。Amazonや楽天等のネットショップを利用したときも同様で、テレビが壊れていても、購入した期限内であれば引き取ってもらえる場合もあります。
新しいテレビを購入する店に引き取ってもらう
新しいテレビを購入した際に、捨てたいテレビを引き取ってもらう方法です。
このようなサービスを展開しているお店であれば、捨てる手間を最小限に抑えられます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼するのも手段の一つです。
業者によっても様々ですが、一定量やサイズなどで料金が決められているケースが多いです。
テレビを捨てる際の注意点
では、最後にテレビを捨てる際の注意点についてです。
・悪質業者に注意
・不法投棄(絶対NG)
悪質業者に注意
テレビを捨てる方法として、「不用品回収業者に依頼する」と紹介しましたが、トラブルが多いのも事実です。
例えば、「無料で回収します!」と言っておきながら、高額な料金を請求されたり、クーリングオフができないという、よく分からない契約書にサインさせられたり等、悪質な業者もいるので注意してください。
不法投棄(絶対NG)
テレビを捨てるには、思った以上に面倒だと感じた方もいらっしゃるかと思いますが、不法投棄は絶対にNGです。
廃棄物の処理および清掃に関する法律(廃棄物処理法)において、個人の場合は5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方。 法人の場合は3億円以下の罰金が課せられる場合がありますので、ご注意ください。
まとめ
今回は、テレビを捨てる際の料金や方法、注意点についてまとめました。
思った以上に面倒だと感じた方もいらっしゃると思いますが、正しい手順で捨てるようにしてくださいね。
特に、不法投棄は絶対NGですよ!